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SynthEyesのテスト [SynthEyes]

以前、Pepper Melonというブラジルの映像系の会社のデモリールを見たときに、実写との合成映像が幾つかあって、そのとき以来、実写とCGの合成には強い興味を持っていました。

映像の仕事をしているわけでもなく、そういうプロダクションに特別に仲の良い知り合いがいるわけでもなく、どういう技術が使われているのかずっと疑問をもっていました。ハイエンドなものではBoujouとか、Matchmoverというのを聞いたことはありましたが、そもそも金額的に個人の趣味では全く手の届くものではないので、あまり詳しく知ろうという気にはなりませんでした。

しかし、CGソフト何でも覚書さんのサイトで、フリーのマッチムーブソフトとLightWaveを使って実験されている記事を拝見し、もしや最近は手頃な価格のものがあるかもしれないと思い、3D Match Move, Trackingなどのキーワードでネットを探しまわったところ、SynthEyesを見つけました。(結構有名なソフトらしく、SynthEyesというキーワードだけで、日本語の情報が多く出てきました。)

この種のソフトとしては破格の、399ドル。こちらの掲示板によると、プロと思われる方達の評判も悪くないようです。少なくとも趣味の映像作りには十分ではないかと。私にとって特にポイントが高かったのが、Macに対応しており、しかもmodo用のExporterもあるということ。modo対応になったときには、Luxologyでも、記事として取り上げられていたことがわかりました。

デモ版では、残念ながらmodoへのファイル出力はできないみたいですが、modoで読み込みのテストをするためのサンプルファイルが提供されていたので、テストしてみました。SynthEyesでは、実写映像からトラッキングデータのようなものを生成することができ、modo用には、perl(だと思う)のスクリプトとしてデータが書き出されます。それをmodo上で、System > Run Script から読み込むことでデータが取り込めます。

screen-capture.jpg
データを取り込むと、上の画像のような状態になります。ピラミッドはSynthEyes上で作ることができます。modoに取り込むと、ちゃんとメッシュとして認識されています。他にもボックスなど、プリミティブが作れるので、それらを参照画像として作っておけば、実写と合わせるときに使うことができそうです。データを取り込むと、色々とエラーメッセージのようなものが出ますが、全て無視しても問題なさそうです。データ取り込みが完了すると、modo内にカメラが作られます。Animateタブでスライダーを動かしてやると、手ぶれのような動きのついたカメラの動きが確認できます。

今のところ、modo上で実写の連番ファイルを読み込んで、トラッキングデータと3Dのデータを合わせる方法はわかりませんが(そもそもそんなことができるかどうかも)、こちらについては、マーズさんのフォーラムで質問中です。。

399ドル。。。まだ、デモ版を4日間ぐらいしか触っていないのですが、勢いで買ってしまいそう。ちなみにAfter Effects CS4にも、mochaというトラッキングソフト(高度な編集もできるみたいです)が標準でバンドルされるようですが、こちらはSynthEyesのような3次元情報をトラッキングするものではなく、2Dベースのトラッキングのようです。まあ、これだけでもアイデア一つで色々なことができそうですが。

PhotoshopCS4 ExtendedとAfter Effects CS4があれば、3Dデータの受け渡しもできるようですが、Photoshopノーマル版からExtendedへのアプグレが4.8万ぐらいします。。。高いよ!AEは2.5万ぐらいでアップできるけど、Intel Macへの完全対応は確かCS5になるとか聞いたような気がするので、本当なら待ちだけど、魅力的です。あー悩ましー
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