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CG本x2 [CG/VFX]

オーストラリアの親戚にお願いしていたCG本が届きました!!郵便局からの小包をみると。。。うぉ!!箱の片面が切手だらけ!でも、鳥ばっかりできれい。

で、これが頼んでいた本。

一冊はマットペインティングの本。マットペインティングとは映画で使われる絵のことで、映画の中で実際に使われることもあれば、アイデアのスケッチのように使われることもあるようです。CGの雑誌を見ていると良く聞く言葉ですが、和書としてマットペインティングの技術書を見たことがありません。たまたまCG channelというサイトを見たときにこの本のバナーが出ていて、購入を決めました。で、折角、洋書を買うのなら、もう一冊ぐらい何か。。。と思ってモデリング本も購入。

日本の3D本は、初級~中級のものが中心だと思うのですが、これは上級者でも読み応えのある非常に濃い内容になってます。作品のレベル高すぎ。。。写真と見間違えるようなフォトリアルな絵が満載です。

どちらも未だざっとしか見てませんが、マットペインティングのチュートリアルを見て、結構意外でした。先日買った「The Art Of The Lord Of The Rings」にも監督のコメントとして、「マットペインターは、デジタルアーティストである以前に、画家である」と書いてありました。マットペインティングは、画家が絵筆をデジタルツールに変えただけなので、PainterやPhotoshopを使って、白紙の状態から描いていくのかと思っていたのですが、全くそんなことは無く、むしろ「合成」といった感じです。

もちろん、頭の中でイメージを描いて、適切な素材や資料を集めて、それぞれがうまく馴染むように手を加えるためには、画家としての能力が必要なことは疑いようがありません。ただ、全然手の届かない技術ではなく、頑張れば追いつけそうに思えました。

歴史に名を残すようなアーティストでも、写真のようなデッサンを残している人もいれば、そんなに画力のないといわれている人もいます(もちろん、高次元な話だと思いますが)。マットペインティングは映画産業においては多くの人が行っていることなので、世界で数人しかできないような高度な技術ではないのだと実感しました。

どちらの本も、優秀なアーティストの作品が多数掲載されていて、見ているだけでも楽しめます:-)


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コメント 2

ケンタロウ

いいっすね~。実は私もマットペインティングに興味があるんです。
どんなものかと思ってたら、ゼロから描き始めるものでもないんですね。

それにしても、切手すごいですね~。
by ケンタロウ (2006-02-19 01:40) 

いわい

CG Talk にマットペインティングのチュートリアルがあります。私が購入した本に書かれていることと大体同じです。
http://67.15.36.49/team/Tutorials/castle_mattepainting/castle_01.asp

Photoshop本(和書)で、「合成編」「色調補正編」みたいなシリーズが出てますが、これの合成編とかのテクニックが役に立ちそうですね。
by いわい (2006-02-19 16:21) 

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